Truth Story スワンちゃん


*Truth Story スワンちゃん*
醜いアヒルの子 
から スワンちゃんへ

醜いアヒルの子だと思っていたら、迷子になっていただけの白鳥の子だった!
そうか私は素晴らしかったんだ〜♪ 発見できてよかった♪♪
マヤさん 第2回目の セッションを終えて・・・
今日はセッションに対して感じている不安の確認から始まりました。

◆私は忘れてしまっている過去の感情を思い出す事で再び傷つくのではないか?
◆同じ苦しみをもう一度味わったなら、今度こそ耐えられなくなってしまうのではないか?
◆また、自分が大きくなり『虐待』という事を知った時、親しくしていた二人に虐待の話をしたところ、「TVの中ではあるけど、普通の家ではそういう事はないよ」、「小さかったから躾を虐待と変に受け取ってしまったんじゃなぁい?」、「何故、父親や他の大人に助けてもらわなかったの?」と理解どころか話すら受け入れてもらえませんでした。その事で私は、自分は親を告発するような冷酷な人間なのだと責められているような悲しい気持ちになりました。(今の私には、彼らにとって彼ら自身の家族関係とあまりにかけ離れた話に、また何の知識もなかった為にそのような反応しか取れなかったのだと分かっています。)また、「この世の中には子を悲しませるような親は存在しない、存在してはならないものなのだ」と教えられたような気もしました。それなのに事実をそのまま話す私は本当に悪い子なのかも知れない、と、不安で寂しい気持ちになりました。だから、あれはなかったんだ、虐待は自分が作りあげてしまったお伽話なんだ、と自分に言い聞かせ思い込もうとしていました。
◆また、その時「親はどんな時でも正しく、なにがあっても決して親を悪く言ってはいけない」と感じました。なぜならそんな事をすると「冷酷な人間と非難され仲間はずれにされてしまう」から、「非難され辛く苦しい思いをさせられてしまう」から。だから、そんな事は無かった事にしてしまわなければと思いました。
◆私はこれら様々な事から、過去を掘り返す事に強い恐怖を持っています。だから私の中に埋もれている感情を揺り起こさない様に恐る恐る生きています。

しかし頻繁に、私の中に埋もれている記憶は『母との殴り合い』『首の絞めあい』等の悪夢という形になって私に語りかけてくるのです。自分にはこんなにも怒りや恨みがある、苦しみがある、なのにそれを感じられない、だから受け止める事も、解放する事も出来ない。ということは、やはり虐待は私が作り上げたお話なのかもしれない・・・一体私は何をしているんだろう?
こんな事を繰り返してどうなるというんだろう?
この苦しみがなくなる日はくるんだろうか?
普通の人はこんなシンドさや生き難さは感じていないのかな?
そういうのってどういう感じなんだろう?

前回のセッション後は少しづつ記憶の断片が出てくるけど、両親との事や家庭内での事は思い出せない。そして、未だにセッションの中で出てくる場面というのは「私が作ったた虚像」なのではないかと思い込もうとしている自分がいる。でも虚像なんかでは無いのは自分が一番良く分かっている、それなのにそう思い込む事で自分を様々な不安から切り離そうとしているのです。しかしそうして眠らせ続けている為に、今後も「悪夢にうなされ、それがうつ状態を引き起こしたり」「耐え難い程の寂しさに囚われたり」「虚脱感に苦しめられたり」「自分の感情が読み取れないもどかしさに打ちひしがれたり」などの苦しみを生むのではないかと思うと、絶望感に捕らわれてしまいます。

色々な混乱と苦痛と罪悪感ゆえに様々な事を自分に言い聞かせ、やっとの思いで静まらせた私の「心という檻の中」に閉じ込められている「危険な感情」、揺り起こしてしまって私は上手に扱い切れるのか?もしも、この感情が私の手にあまり暴れだしてしまったら、悪夢に出てくる様な事を本当にしてしまうのではないか・・・・・そう思うと暗澹とした気持ちになります。とても恐ろしいので避けて通りたいです。

それに、父や母の様にはなりたくないのです。怒りに乗っ取られて見境をなくした人間にはなりたくないのです。怒りを露にすることで自分が2人の様になってしまうのではないか...そう思うとこのまま静かに眠り続けていて欲しいと思う。でも、夢にうなされ、訳も無くどっぷりと疲れ落ち込む、こんな重苦しく辛い毎日に別れを告げたいと心底望んでいる私も居るのです。

それに、もしも誰かが私の中に埋もれている地雷を踏んだならば、その人を傷つけてしまいかねない。また、私に優しくしてくれる人が現れたら、満たされて来ていない欲求を満たそうと無制限に、見境いなく甘えてしまいかねない、そんな事をされたらその人はきっと消耗しきってしまう・・・。実際、過去にそんな事もありました。
その関係は、底に穴の開いたコップ(私)に常に水(愛情)を満たしておいてくれと言わんばかりの、飢えた私の一方的な要求ばかりのものでした。そればかりか、明日の水の安心まで相手に求めていました。結果的に相手も自分も傷つく。そんな事も、もう終わりにしたいのです。

もしも、私をこんな風に苦しめた当事者が抗うことなく事実を認め、私の気持ちを受け入れる事が出来き謝罪してくれるなら、きっと私はこんな風に苦しまなくてもいいはずなのに・・・・。当事者を攻め立てて、罰を与えたり、痛めつけたり、苦しめたりしたい訳じゃない。ただ私の気持ちを分かって欲しいだけ、私の気持ちを静かに聞いて欲しいだけなのに、たったそれだけなの・・・。たったそれだけの望みが叶えられない。

きっとそんな私の痛々しい感覚を自分の身に感じる事が怖いのでしょう。今までの私のように避けて生きてきたのでしょうから、そんなモノを今更感じさせられたくはないのでしょう。両親が私の痛みを認識し罪悪感を感じる事、そしてそれとどう向き合えばいいのか?そのノウハウや知識が無い為に、そういった未体験に対する恐怖がある為に、両親は私の苦痛を避けて生きている。その為に私はどれだけ苦しい思いを強いられているか・・・・。

私にそれ(私の気持ちを受け止め、それがどんなものなのか感じる事)をさせまいと必死で抵抗してくるに違いない。そう思うと、”もういいや、こんな事をしてもどうせムダだから・・・・”、そう思って何もかも投げ出したくなる。どうでもよくなってしまう。実際にそうして両親に言い聞かせたり、戦おうなんて思っている訳じゃない、一人で勝手に楽になりたいだけ。それにも関わらず、結局そんな事をしても両親が事実を受け入れなければムダなんだと思う私がいる。だけど、それとは別に、私だって心軽やかになって明るい生活をおくりたい、両親との確執から解放されたいと切望している。

私はこれまで、こうして心を静めることが自分を守る事だと思い込んでいた。でも、BLAの皆が勇気を出して、心の中に閉じ込めていた気持ちを認め解放して、清々しさを手に入れているのを見て、私もそうなりたいと心底望んでいる。私にも出来るのかな?

         * * * * * * * * * * * * * * 
今日は「リトルからのお願い」というワークをしました。用意されたワークシートに言葉を埋めていく作業です。それはこんな風に出来上がりました。

『お姉ちゃん、今の穏やかな生活を捨てて、私の両親に私がどんな気持ちなのか話してくれますか?両親と対決してくれますか?私は孤立無援で、胸が痛くて、辛くて、悲しい思いをしています。だから私を苦しめるその原因がなくなるように助けてもらえますか?両親は私達の方こそ困っているのだという風に言うかもしれません、それでも私の言う事を信じて、私の為に戦ってくれますか?私を弁護してくれますか?母の仕打ちに怯え顔を窺いながら生きる事を止め、ありのままの私を愛してくれる様、父が善良な人ぶって私の訴えをすり抜けて話を聞いてくれない事で無力感を味わう事がなくなるよう、虚しい思いをしなくてすむようになれるよう、お手伝いをしてくれますか?母から愛されてると実感したい、憎まれていないって事を知りたい。でも、追っても追っても届かない空中楼閣に向かって走り続けていてとっても苦しいです。私をこの苦しみから救ってください。私はいつまでこうして苦しみ続けなくてはならないんですか?』

私はリトルからのお願いをもう一度、目を閉じて聞きました。そしてその手紙を書いてくれたリトルに会いにいきました。

そこには、5、6歳のマヤがいました。リトルマヤは母が台所で夕飯の仕度をしている後ろ姿をテーブルのこちら側から、話しかけたいけど怒られたくないから、と黙ってそこに居る事を知られないようにと 、そっと隠れて見ています。

大人の私がそんな母に、リトルがどんな気持ちで居るのか、何を望んでいるのかを話しましたが、母は「うるさい、忙しい、邪魔」と取り合ってくれません。そして、なぜかその内、母は泣き始めてしまいました。

場面が変わり今度は、台所で父と母が朝食を取っています。どうしたわけか父は母を怒鳴り、お膳を返し、湯呑を母に投げつけました。それは母の左腕に当たり、そこからは血がにじみ出てきました。ですが父は怒ったまま外へ出て行ったので、小さな私は父を追って「お母さんの腕から血が出ているよ」と必死に知らせましたが、父は車のエンジンをかけて仕事へ行ってしまいました。

小さな私は母を心配し台所に戻って来ました。すると母は相変わらず腕から血をにじませています、そして泣きながら悪態をついています。そんな母の姿を見て、小さな私のガラス製の心は張り裂け粉々になった様な痛みを感じています。でも、そんな母を心配し「大丈夫」とまとわりつく小さな私に母は「あんたのせいだ」と・・・。
私にはリトルの心情が手に取るように分かる。そんな父・母に大人の私は、「何故こんな悲しいことをしているのか?」「何故リトルマヤにこんな悲しい思いをさせるのか?」と聞いた。

山城さんから、両親に怒りがあればリトルマヤの代わりに大人の私がぶつけても良いと言われました。でも”言ってもしようが無い”といった”諦めと無力感”が先にたってしまう。母に怒鳴ってみたところで、後で自分がぶん殴られたり突き倒されたりする。父に怒鳴ってみたところで、お前(母)が悪いといってまた母が怒鳴られて可愛そうな目に合ってしまう。そしてそんな鬱憤を母は私にぶつけてくる。だから私に出来る事はただ沈黙し続ける事。悲しむ事さえ許されていない、泣けば「煩い」と言って怒られるから。

それでもリトルマヤは、父の強い力や大きな声がとても怖いにも関わらず、母が父から手を上げられないようにと一生懸命母を守ろうとしていたし、どうにかして仲の良い温かい家族になれるようにと心を砕いていました。

いつもは私を苦しめている母なのに母が可哀相でならない。本当は優しくて大好きな父なのに、今は父に対して憤りを感じている。しかし、リトルマヤは大きな声を出す父親が怖くて何も言えずにいる。だから大人の私から父にリトルマヤの気持ちを伝える事にしました。「リトルマヤはお母さんの痛みを自分の痛みとして感じているんだよ。だからお父さん、お母さんに優しくして」。

今日、私は3人のリトルマヤに会いました。
一人は「言ってもしようが無い」と諦める事で自分を救おうとしている、『お守りマヤ』。 
もう一人は、『恐怖に怯えているマヤ』。
もう一人は、『頑張り屋のマヤ』。

『お守りマヤ』へ、あんな巨大なお父さんの前じゃ何も出来ないよね。力も強いし、声も大きいし、マヤには他にどうしようもなかったよ。だから、そうやって諦めようとする事で問題から自分を切り離そうとしたのは賢い選択だった。それ以上痛みや悲しみが広がらないようにって、そうやって自分を守っていたんだよね。そうする内に段々と自分とも切り離されちゃったんだよね。だけど、小さくて弱いマヤにはそれしかなかったもの。それしか方法がなかったんだもの。辛かったよね。本当に偉かったね。そうやって自分の事守ってきてくれて本当にありがとう。ここからはお姉ちゃんの出番、本当のマヤを取り戻せるよう、お姉ちゃん恐くて逃げ出したい気持ちも有るけど頑張るからね。応援してて。

『恐怖に怯えているマヤ』へ、よくここ(今日)まで自分を守ってきたね、とっても頑張ったね。偉かったね。これからは何かあっても一人で頑張ったり我慢したりしなくても良いんだよ。自分を助けてくれる強い味方を見つけて助けてもらおうね、一人で頑張らなくても良いんだよ。お姉ちゃんがちゃんと助けを呼んで守ってあげるから。

『頑張り屋のマヤ』へ、マヤだって凄く恐かったのに、よく頑張った。お母さんがひっぱたかれないようにしようと一生懸命だったよね。恐かったのに偉かったね。これからはお姉ちゃんが助けを呼んであげるから、一人で頑張らなくても良いよ。いつも一人ぼっちで頑張っていたものね。いつも周りのみんなに気を配っていたよね、それと同じだけ、それ以上に自分に優しくしてあげて良いんだよ。お父さんも、お母さんも大人なんだから、自分の事は自分で出来る。もし出来なくてもそれはマヤのせいじゃないんだから。お父さんやお母さんを幸せにしてあげる事はマヤの責任や仕事じゃないんだよ、2人の責任、仕事なんだよ。だから心配しなくて良いんだよ。周りの心配よりも、自分を大事にしよう。・・・それでもお父さんやお母さんのことが心配なんだよね、優しいねマヤは、大人の私はそこまでしなくてもいいのにって思うけど、マヤはそうせずには居られないんだね、お姉ちゃんはそんなマヤのことも大好きだよ。

3人ともこれまで大変だったね、よく我慢してきたね、今までお疲れ様でした。もう力を抜いていいんだよ。みんなは世界一の女の子だよ、お姉ちゃんはみんなをとっても誇りに思っている。大好きだよ。世界で一番大好きだよ。

「マヤ、私今日はマヤの為に頑張ったよね?」 
「うん!お姉ちゃんすごいね!助けに来てくれてありがとう」。「ありがとう」。
After コメント
普段私は、「今私はどう感じてるのかな?怒ってるのかな?悲しいのかな?」って自分に問い掛けて時間を掛けないと分からないのです。だから、こうして自分の気持ちや感情を改めて言葉に置き換えていくフィードバックの作業は、自分自身や自分の感情を自分に認識させる練習になっています。自分を理解するとても好い機会になっています。
つづく

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