Truth Story スワンちゃん


*Truth Story スワンちゃん*
醜いアヒルの子 
から スワンちゃんへ

醜いアヒルの子だと思っていたら、迷子になっていただけの白鳥の子だった!
そうか私は素晴らしかったんだ〜♪ 発見できてよかった♪♪
20代 女性 マヤさん セラピー希望動機
★私はごく普通の日常生活をおくり、友人知人もその様に見ていると思います。ですが心の中には耐え難い辛さや苦しみが・・・。

私は子どもの頃にヒステリックな母親から身体的・精神的な虐待を受けて育ちました。その頃はそれが異常な事とも考えず、虐待という言葉も知りませんでした。ですが高校の途中、14、5歳の頃どうしようもない絶望感や息苦しさが辛くなり家を飛び出してしまいました、そしてそのまま両親とも連絡を絶ち一人暮らしを始めました。(現在は、両親とも連絡を取り、会う様になっています。)

そのころ読み漁っていた本の中で「虐待」を知り、自分が虐待を受けてきた事を知りました。そして、虐待が終わっている現在であっても辛くしんどい訳も段々と分かってきました。とはいえ、「楽になる時期」と「耐え難い時期」とが繰り返すばかりで、根本的にはなにも変化をしておらず、相変わらず辛く苦しい事には変わりはありません。

二ヶ月程前からまた特に辛くなり、こんな状況に終止符を打つ為に問題と向かいあう事を決めました。
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自分のこの問題を克服した後には、「自分と同じ立場の子供達や同じ様な状態に苦しんでいる大人達の役に立てる何かをしたい」と考えています。その為にもまずは自分の問題を解決します。
第1回目の セッションを終えて・・・
私には「これといった理由のない、原因不明の精神的苦痛」がありました。私は「その苦しみを何とかしたくて」「どうしてこんなに苦しいのかその理由を知りたくて」沢山の本を読みました。そして、この精神的苦痛は「幼少期の精神的苦痛」から来ているのだという事を知りました。

応募動機にも書かせて頂いていますが、私には虐待の記憶があります。とは言っても子どもの頃の事は片手の指程しか思い出せないのです、だから過去を思い出したいという動機もあり色々なセラピーの手法がある中から私はこの”インナーチャイルドセラピー(退行療法)”を選びました。

でも、私の頭の中には「期待通りに小さい頃に退行出来るのか?」とか「自分の期待通りに運ばなかったらどうしよう?」とか「上手くできなかった場合の自信喪失」や「その後の落ち込み」といった不安や恐ればかりがあり逃げ出したくなっていました。

しかし、その日が来ました。まず初めに色々と幼少期の事について質問をされ簡単なカウンセリングをしました、そしてそのままの流れでセッションが始まりました。自分の小さい頃を思い出そうとしましたが・・・、その頃の自分がどんなだったか全く覚えていないので中々思うようにいきません、ですが山城さんが「中学の制服」「その頃の写真」というような思い出しやすいキーワードを幾つかくれて、それを思い描くうちにリトルが現れてきました。

リトルは私の突然の訪問に少し驚き困惑している様子でした、それを山城さんに告げると「なぜリトルに会いに来たのか」をお話してあげてという事で、私はあなた(リトル)を助けに来たのだと言う事を話してあげました。そしてリトルの現在の様子を色々と教えてもらおうと思ったのですが、リトルは家でも学校でもその町内でも緊張していてリラックスできない様子だったので、山城さんの提案でリトルが安心してお話ができるようリトルを大好きな砂浜に連れて行ってあげることにしました。

穏やかな浜に到着し落ち着ける場所に腰を下ろすとリトルは大人の私に寄り添って泣き始めました。私はそれをそのまま優しく見守る事にしました。
リトルと一緒に静かで安全で穏やかな砂浜に肩を寄せて並んで座っている。それだけで私はとても穏やかな優しい気持ちになりました、するとリトルが急にしゃくりあげ、泣きじゃくり始めました。私は気がつくとリトルの肩をそっと優しくさすってあげていました。それは常日頃、大人の私がその様に「人に慰めて欲しい」「理解して欲しい」と求めていたものでした。その私が今、リトルに対して自然とそれをしてあげている、その様に接してあげているのです、私はその事に驚きました。

又、日頃周囲の人に求めて止まなかった「優しさや理解」「包容」というものは、実は「大人の私ではなく」「リトルが欲していたもの」だったのだっ、と気づいた時、それまでのどうしようもない寂しさがフッと軽くなった様でした。きっとリトルが「その事」に気付いてもらえたおかげで「これからはそれを満たしてもらえるんだ」と一安心したからでしょう。

セッションが終わる頃にはリトルは泣き疲れて放心した様子で、私に寄りかかって海を眺めていました。私はそんなリトルに「大丈夫、私はず〜っと一緒にいるから。安心しきった、そのままの状態で隣に居ていいんだよ」と言ってあげました。なぜか、そうリトルに伝えている私の心は安らいでいました。

この日は少しでも沢山泣いて欲しかったので少ししかお話し出来なかったけれども、母親から「家庭内で」、「学校で」、「外で」、「成績優秀・品行方正」を常に求められていて、「その期待にそむく事の恐ろしさ」、「必死でその期待に応えようとしていた苦労」「どんなに頑張っても誉めてもらえない果てない苦しみ」それらの逃げ場のない苦しみに覆い囲まれて、がんじがらめで、息も出来ないような心の苦しみ・・・・さぞ苦しかったのでしょう、安心できる環境が整った途端に泣き始めたのはそのためだと思います。心がずっと張り詰めていたのでしょう、そうやってずっと押し殺していた気持ち、それを心行くまで解放して(泣いて)もらえてとても良かったです。「マヤもう我慢しなくていいからね」。

セッション後、家までの電車の中でリトルは私の周りを離れず、車窓を好奇心いっぱいに見下ろしながら、キャッキャと嬉しそうでした。そんなマヤを見れて私もとても嬉しい気持ちになりました。これからはこの子を守って行きます。一人では大変な時は私達の為に助けを求めます。
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始めは中々リトルが現れず、浮かんだイメージも「私が作り上げているものなのでは?」と気になってしようがなかったのだけど、山城さんにそう伝えると「もしそうだとしても、”そのイメージ”を作ったという事が大事なの、その事に意味があるのよ」と言われ、気負いがなくなりました。辛いセッションを覚悟していたのですが、初回セッションを終えて今は少々晴々とした気持ちです。涙を流しつつも笑っている、そんな心境です。まだまだ、セッションに対する不安や恐れが全てなくなったわけではありませんが以前よりも続けていく意思が強くなっているのを感じています。
つづく

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